第二次世界大戦後、敗戦国日本を民主主義国に導き、占領軍最高司令官と堂々と渡り合った日本人がいた。それがこの著書の主人公 白洲次郎だ。
彼は、政治家でも官僚でもなかった。
しかし、彼の存在なくして、今の民主主義国日本、そして現憲法は、存在しなかったと言っても大袈裟ではない。
敗戦国日本の占領下において、毅然とした態度で、GHQにも物が言えた唯一の日本人であった。
そんな人物を登用し、今の日本の基礎を作り上げたのは、当時の外務大臣、そして総理大臣であった吉田茂である。
今の政治家とはスケールが違う。